後輩の来訪

土曜日にはるばる香川県からお客様が。

今年の秋に私と同様、落下傘(勤務医をしていた病院から遠く離れたところでいきなり開業することをこう呼びます)での開業を予定している岡山大学の後輩です。もう私が大学を離れて姫路で働いている時の入局ですのでいっしょに仕事をしたことはありませんが、その人柄、仕事ぶりは伺っていました。

私もそうですが、大学でも、病院でも開業の仕方、というのを教わることはなく手探りの状態で準備をするのはとても不安なものです。設計士、工務店、薬問屋、医療機器販売会社、看板屋、広告屋、印刷会社、家具屋などなど付き合って行かなければならない方々、会社というのは沢山有るのですが、どの人を信用していいのかと言うのは本当に不安になります。結果として、信頼できる人が紹介してくださるところはみんな大丈夫、飛び込みで売り込みに来るのはおいしそうな話でも要注意、というのが私が学んだところでしょうか。話を聞くと彼は私のころよりはずっと順調に話を進めているようでした。この10年、ネット上に開業にむけての情報サイトが現れたり、何人もの同門の先輩が開業して話が聞けることもあるのでしょう。

彼もまた、泌尿器科開業医のいない地に降り立って、(最初は私と同じ苦労をするかもしれないけど)地域の人のために頑張っていくんだろうなぁ、と思います。私としても出来る限りの情報は伝えたつもりですし、今後も応援していきたいと思います。