生活習慣病: 定期的検査の推奨

 おいしいものを食べ過ぎると健康によくないのは確かです。これは多くの人が十分理解していることですが、(私のように)おいしいものが大好きな人間には(ある程度はともかく)粗食でいつも腹八分というのは大変難しいことでもあります。ダイエットの方法は星の数ほどあれど(禁煙に似たところはありますが)簡単で有効で健康的な方法はなかなかないようです。

 生活習慣病の入り口付近のかたは運動や食事に気をつけながら2~3ヶ月ごとに尿糖や基本的血液検査をみていくのがよいのではと思っています。もちろん結果によっては薬を飲んだり、食事制限を厳しくしたりすることが前提ですが、体重を毎日はかるように、しばしば検査をして、その結果を見ながら(反省し)さらに食事や運動を調整する。私ができるだけ薬をのまずになんとかならないかと思う方の人間なのでよけいにそう思うのかも知れません。

 私の趣味である自転車も、心拍計で計った消費カロリーから推定するに1kgやせるためには500kmも走ることが必要なようです。なかなか運動だけでは体重は減らせません。ただGPT(肝機能の指標)は正常化し、体は軽くなり、おいしいものはますますおいしく食べられるようにはなっています。

自転車屋さんによると体重は変わらなくても筋肉量が増えると基礎代謝(自然に消費されるエネルギー)が増え、太りにくい体質に変わってくるということです。(しかし限度を知らずに食べればもちろん効果に限界はあります。まわりから指摘される前に、念のため。)

 生活習慣病は怖いけれども、食事、運動などの生活を改善しきれず、薬もあまりのみたくない人で、私と一緒に少しだけの努力をしてみようというかたは一度相談をしてみてください。