以前にも別のことで指摘はしたことがあるのですが、またまた(ためして)ガッテン!の勇み足がネットで話題になっています。
今回は「睡眠薬が糖尿病の治療や予防に効果がある」というものですが、思い込みのある研究者が、少ない症例数で「有効だ」などと結論づけるのは多くの場合信用できないものです。ましてや、肯定的な思い込みのない、医師・研究機関によるちゃんとした検証がなされる前にテレビで言ってしまうなどというのは論外でしょう。
NHKはすでに訂正(というよりは言い訳?)をウェブに載せています(悪いのは編集で、研究者は悪くない)が、本当にそうかな?とも思います。
ともかく、NHKも番組を制作するスタッフも、そして視聴者も知っておくべきことがあります。
それは、「まだ皆が知らない間違いのない事実というのはそんなにあるものではない」ということ。真実というのはそんなに面白いものではない、ということ。
このふたつがわかっていれば、ここまでたびたびの勇み足で非難を浴びることはないのですが。