18日の夜、ちゃんと全部見たわけではないのですが、チャンネルをガチャガチャ(たとえです)やっていると、たまたまサスペンスドラマの推理の場面に。
「塩化カリウムが血液から検出されたんです」(塩化カリウムは血管の中に急速に注射すると心臓が止まるのは確かですが、塩素イオンもカリウムイオンも血液中にはふつうに存在します)
「ねむっていても、注射をすれば痛いですよね。あっ、今は痛くない注射針がある!」(痛くない注射針はインスリンを皮下に注射するためのもの。非常に少量しか入らず、血管内に十分な塩化カリウムを入れるのは不可能)
「でも塩化カリウムを注射すると臓器移植には使えないでしょ」「うん、細胞を破壊するからな」(塩化カリウムは心臓を止める作用で死に至らしめる薬、特に細胞を破壊することはない)
まあ、好意的にとれば、上手に人を殺せる方法が仮にあったとして、それをテレビで紹介するのは考えものなので、ということなのかも知れません。
それにしても、あまりにもリアリティに欠けるお話でした。。。