夜間頻尿と多尿について(2)

 多尿(一回ごとの尿も多く、回数も多い)場合は水分の総量のほか、ビール、焼酎の水割りなどのアルコール、コーヒー、紅茶(他に一部のペットボトルのお茶)などからのカフェイン量を尋ねたりします。カフェイン飲料はそれ自体が水分であるだけでなく、利尿作用と眠りを浅くする作用があり、夜間の頻尿につながります。

 どうも多そうだなと思えば減量、もしくは時間の繰り上げ(早めの時間に飲む)を提案します。世の中には想像以上に(想像通り?)お酒やコーヒーに対するこだわりのある人は多く、やめられないと答えられることが多いようです。

 夜間に起きてトイレに行くほうがお酒やコーヒーをやめるよりつらい、と言われたら程度もありますが、様子をみるか薬の助けを借りてみるかという提案になるかと思います。

 これとは別に『健康のために』という信念から多量の水(○○健康水というもののことが多い)を摂っているひとがみられます。総量は先に書いたように飲みすぎは禁物ですし、この文章を書く前に改めて調べてみましたが、飲むといいよ、とか、飲んでよかったという記事は多数見つかるものの、『明らかに健康に良い水』という証拠のあるものは見つけることができませんでした。

 医者にかかる前に、薬を飲む前に、まず試してみることをお勧めします。