嵐の有名な俳優が花粉症の薬のコマーシャルをしています。一日1回で大丈夫。眠くならない。どっちも大事だから〇〇○○〇と。
揚げ足をとるつもりもないのですが、じゃあ、どうしてこの薬が圧倒的なシェアを持っていないのでしょうか?答えは簡単でこの薬が副作用も少ない代わりに効果も弱いからです。
私は別に効果が弱いことを非難しているつもりはありません。むしろ逆で症状が弱い人には弱めの薬を少しずつ使うのが正しいと思っています。ですから、「軽めの花粉症には〇〇○○〇」と結んでくれればその通り!とうなづいたと思います。
私は花粉症の専門家ではないのですが、それでも開業していると花粉症の薬を求められることはよくあります。薬によっては(人にもよりますが)強力に効くが眠くなることがあるということもあります。弱めの薬から使って、効きが悪ければ少し強いものにという姿勢がいいのだと思っています。
排尿障害の薬も、抗菌剤も、薬は強力なものが尊いというわけではありません。まずは弱いものから、短い日数で試して徐々に長期に切り替えていく、そういう方針でやっています。