シアリス・ザルティアのジェネリック タダラフィルについて
アボルブとそのジェネリック デュタステリドについて
前立腺肥大症の治療薬のひとつ、アボルブのジェネリック医薬品(デュタステリド)が使えるようになりました。アボルブは、前立腺肥大症で大きくなった前立腺を小さくすることができるという薬です。「そんな薬があるのなら全ての前立腺肥大症に使えばいいの...
シアリス・ザルティアのジェネリック タダラフィルについて
このたびシアリス・ザルティアのジェネリック薬品であるタダラフィルが発売されました。 ED治療に用いられるシアリスと前立腺肥大症(主に夜間頻尿や不快感の改善に役に立つ)に用いられるザルティアは成分的には同じ薬です。 私はいつも、ジェネリック...
糖尿病と泌尿器科
糖尿病は基本的に内科の病気ですが、尿検査を数多く行う泌尿器科ではよく見つかる病気です。前に述べた糖尿病性亀頭包皮炎という病気でも、糖尿病が見つかることはしばしばあります。 また中等症以上の糖尿病では、浸透圧利尿と口渇のため多飲多尿となり、...
残暑見舞い
ずっと梅雨が明けずあまり暑くない日が続いていましたが、昨日(8月7日)より猛暑になりました。一日一往復ぐらいは健康のため歩いて通勤しようと思っていますが日傘をさしてもそろそろ限界のようです。今日8月8日土曜日の外来を終えて山の日までの連休...
イソジンうがい薬と新型コロナウイルス
大阪府知事の記者会見後、街からヨード系のうがい薬が消えたなどというのが話題になっています。ほとんど笑い話だと思いますが、この話は医療情報を考える上ではいい題材だと考え、取り上げました。 まず、発言者である大阪府知事は自分の発言の影響力を考...
外来診療で大切なこと
偉そうに振りかぶったタイトルをつけましたが、自戒の念も込めて。職員には笑われるかも?1.まずはともかく笑顔であいさつ。2.訴えを要領よく聞いてまとめ、問題点を整理する。3.服を緩めてもらう時も、検査をするときにもなぜそれが必要か、その理由...
膀胱癌にもいろいろある
膀胱癌というのは肺癌や胃癌、大腸癌などと比べると少なめの癌ですが、泌尿器科の診療をしていると日常的にみられる(腎癌や精巣腫瘍などと比べても)比較的数の多い癌です。見つかる契機としては主には血尿です。膀胱炎や尿管結石などでも血尿は見られます...
「ガッテン!」の、夜にトイレで起きないための新秘策(?)
2020年7月15日に「ガッテン!」で放送がありました。ご覧になった方も多いと思います。大筋は、「近年の研究により、夜間頻尿はふくらはぎのむくみにたまった水分が出てくることにより生じることがわかった。モデルになった男性は、弾性ストッキング...
おとなの亀頭包皮炎
亀頭包皮炎とは、ペニスの先とその先を覆っている包皮の炎症を指す言葉です。かゆかったり、痛かったり、じくじくしたりする病気です。いくつかの原因と病態があり、それに応じた治療が必要です。 まず多いのが、洗いすぎて皮膚を守っている皮脂を洗い落と...
夜間頻尿の治療薬について
夜間頻尿の治療薬にはさまざまなものがありますが、どれも決定的とはいえず、最初は1~2週間の処方で効果と副作用を確認しながら落ち着けば長期処方へ、その都度確認しながら薬を調節していくという形になります。1.過活動膀胱の治療薬 (1)抗コリン薬...